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今日の一篇は詩集『読みたい詩人2』から2篇

2011年04月07日

今日の一篇は、先日、中庭にお越しくださったGOKUさん発行の
詩集『読みたい詩人2』より2篇をお届けします。


詩集『読みたい詩人2』(発行人 GOKU)より2篇


「 まめころのうた 」
        ふじさきしょうじ

ぎゅっとにぎった手のひらを
ひらけば聞こえるうたがある
ゆうやけいろのこうていで
なんどもためしたさかあがり
手のひらのなかふっくらと
じんわりあついまめころが
ちりころひりころひびいてる

ぎゅっとにぎった父の手を
はなさず聞こえるうたがある
いっしょに遊んだ昼下がり
うちへと帰る道のとちゅう
手のひらのなかしっかりと
かたくてつよいまめころが
ずんころでんころひびいてる

ぎゅっとにぎった母の手に
とこどき聞こえるうたがある
ぼくのと父のと似たかたち
その大きさも近づいて
手のひらのなかやんわりと
つつまれてあるまめころが
きらぽろさらほろひびいてる

あしたまたつなごう
かぞくみんなでこしらえた
まめころぴりころ
かさねあわせて

    原案 ふるやまとしゆき)

--------------------------

「 ほころび 」
          たけだたもつ

ささやきが切符になる
私は列車に乗ることを許される
植物の蔓などでできた
自動の改札を抜ける
切符に自分が記録される
ホームへと続く階段を上る
一度も下ったことなどないのに
誰かのつくった列車が
ひとりでとことこと到着する
扉が開くと中には
海が広がっている
遠浅なのだろう
どこまでも海の中を歩く
服のほころびを見つけると
取り返しがつかなくなるまで
指でいじるのが好きな子だった
何となく春になるところまで
行きたかった
聞こえてくる波音が
身体の外に溢れないように
耳をふさぐ


◇◆◇--------------------------

今日から新学期がスタートしたようです。
子供のころは手に「まめ」をこさえて 遊んでいました。
よく遊び、よく学べ! (・・であって欲しい)
家族そろってまめころいいね。

春は列車に乗ってどこか途方もないところへ旅立ちたい気分になります・・。
到着でありまた出発の季節だからかな(笑)。

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Author:nakaniwanosora
中庭ノ空オーナー のん です。プロフィール詳細
第一期 『Poem & Gallery Cafe 中庭ノ空』を経て。2015年2月より、第二期『曜日替わりカフェ@中庭ノ空』がOPENしました!

◎場所
西武池袋線「江古田駅」南口から徒歩8分、「東長崎駅」南口から徒歩10分(千川通り沿い)
大江戸線「新江古田駅」から徒歩7分 のところにあります。

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