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今日の詩「窓のはなし」

2011年04月21日

詩集『キャベツのくに』(鈴木正枝 著/ふらんす堂)を読了。
“さみしさ”が表面張力でギリギリ保っているような・・。内面と外側との境界線上を言葉で歩いていくような、少し不安定で、研ぎ澄まされた言葉たちに、私の胸の内が振るえました。でもどこか・・まぁるく包み込んでくれるような心地にもさせられました。
とてもいい詩集です。


詩集『キャベツのくに』(鈴木正枝 著/ふらんす堂)より


「 窓のはなし 」
         鈴木正枝

小さなまどには小さなそら
大きなまどには大きなそら
と書いてある絵本をめくっている子ども
が乗っている電車
に乗っている
空にも大きさがあるのだ
その人の持っている窓によって……
それでも窓は窓
しっかり内外を区別し
厳しい任務を果たしている
だから人は花を飾るのだ
窓の内にも外にも
窓際にすわり
じっと耳をすまして
聞き分けなければならない
風のおとを
内に向かう風か
外に向かう風か
時に風は雨を呼んで
窓ガラスを激しくたたく
今たたかれているのは電車の窓
降り止まない雨のなか
閉じられた窓に守られて
その子と私
同じ角度に揺れながら
同じ方向に運ばれようとしている


◇◆◇-----------------------

その人の持っている窓によって、空にも大きさがある・・・という発想は新鮮でびっくりしました。窓は外と内との境界線。窓は外と内との出入り口。皆それぞれの大きさを持っていて、そうして生きていて、それでいいのだと思いました。電車の中では、皆に同じ大きさの窓です。ひと時、その子と私が窓の内側を共有していて良いなぁと思いました。


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Author:nakaniwanosora
中庭ノ空オーナー のん です。プロフィール詳細
第一期 『Poem & Gallery Cafe 中庭ノ空』を経て。2015年2月より、第二期『曜日替わりカフェ@中庭ノ空』がOPENしました!

◎場所
西武池袋線「江古田駅」南口から徒歩8分、「東長崎駅」南口から徒歩10分(千川通り沿い)
大江戸線「新江古田駅」から徒歩7分 のところにあります。

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