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今日の詩は、蟹澤奈穂さんの詩「雨」をお届けします。

2011年06月17日

久しぶりに「今日の詩」をお届けします。
ふと、中庭文庫の中から、蟹澤奈穂さんの詩集『向こうの丘のカンテラの光』が目に留まりました。前にも読んでいい詩集だと思っていたのだけれど、今日はまた蟹澤さんの詩の言葉がしんみりと胸に沁みました。
生きていると、ときには哀しいこともあるけれど、でもここからまた新しい一歩を踏み出してゆけると、感じさせてくれる詩集でした。
詩集の中の「海の宿題」「朝(あした)」の詩など、とても胸に沁みました。

今日は、雨の日にぴったりの詩をお届けします。


詩集『向こうの丘のカンテラの光』(蟹澤奈穂 著/書肆山田 発行)より


「 雨 」
          蟹澤奈穂

駅を出ると 空の向こうに
観覧車が見える
あれはいつも止まっているようだけれど
とてもゆっくり 動いていることに気づく
りょうほうの足に
自分の重さを感じながら
坂道を下りて行く
そばには誰もいないし
私なんかばかでちっぽけで
無いも同じだった


すると
雨が降ってくる


雨か それもいいね


ふいにメロディが口をついたので
そっと歌ってみた
ひくい声で つぶやくように
そしてこれを聴いている人が
たとえばどこか遠くにいるのだと考えてみる

雨がぱたぱたと音をたてはじめる
服にしずくが染みを作る
虫の鳴く草の隙間から 立ち昇る
土の匂いはいつも懐かしい
さすがにすこしいそぎ足で
橋を渡ろう
帰ったらまずコーヒーを淹れて
それからでいいのかな と
どこかにいるその人に
心の中で許しを乞う


◆◇◆ --------------------------------- ◇

今日はしっとりとした雨です。梅雨の日々が続いています。
止まっているように見える観覧車も、とてもゆっくり動いている。
色々なことが思うようには進まなかったりするけれど、さすがに急ぎ足にならないといけないなぁと焦ったりするけれど、"それからでいいのかな"とつぶやいてみました。
こんな雨の日は、ゆっくりとお過ごしください。
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中庭ノ空オーナー のん です。プロフィール詳細
第一期 『Poem & Gallery Cafe 中庭ノ空』を経て。2015年2月より、第二期『曜日替わりカフェ@中庭ノ空』がOPENしました!

◎場所
西武池袋線「江古田駅」南口から徒歩8分、「東長崎駅」南口から徒歩10分(千川通り沿い)
大江戸線「新江古田駅」から徒歩7分 のところにあります。

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